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silver lining cafe

市島おりせ の日記

ハイロウズ 一人で大人一人で子供 がおしえてくれるもの

ハイロウズの曲 「一人で大人 一人で子供」

 

心理学を少しばかりかじっているが、

この 一人で大人一人で子供 というフレーズを聴いたとき
人の成長過程を一言で言い表す 真島昌利マーシー)のセンスに脱帽した。

人間は無防備な状態 つまり

何の思いこみも、既成概念も、枠もなく まるっと生まれてくる。
そこから、世の中で生きていくため必要とされる(本当はそれは幻想だったりするんだけど)技術や、概念や、モノや、なんやかんや どんどん身に着ける。

それが「大人になる」ことだと思われている。

そしてここからが大事なんだけれど

その必要だから、と思っていた多くのことが自分をがんじがらめにしていて

なんだか身動きが取れないぞ、生きやすくするために身に着けたはずのものなのに

なんだかおかしいぞ

と気づく時が来る。

 

で、そこからいったん身につけたものをそぎ落とす過程に入る。

つまり子供のような枠にとらわれない、心が自由な状態に戻っていく過程をたどっていく。

だからといって、まったくのゼロ歳児に戻るわけではなく、

大人になる過程で身につけた、知恵の実のエッセンスだけは残しながら
子供に還る。

だから 一人で大人 一人で子供

自由自在に生きていくステージに入る。

 

書くとサラッと簡単に思えるが、大人になってなんか息苦しいな、って気づいてしまってから、余計なものをそぎ落としていく過程は結構大変。
だって良かれと思って頑張って手に入れたり、身に着けてきたのに、

それを手放すのは怖かったりするから。

でも、人生の過程のどこかで誰しもが一度は、息苦しい、ぐらいならまだいいけど頑張ってきたのにがっかりすることがあったり、こんなはずじゃあないよなってことがあったりするものだ。でも、実はそこに大きな成長の芽があったりする。

 

曲の歌詞にも「絶望なんてあたりまえ。あたりまえすぎてつまらない」とあるように

いちどここを超えるってことなんだと思う。

次のステージに行くために一度、ちゃんと絶望してみる。

マーシーって人は先にそれを超えてしまって、自由自在なステージに立っていて、

みんなに 本当は怖くなんかない、こっちに来なよ。楽しいよ。

と言っている感じなのだ。ヒロトも同じ。

ちょっとだけ先行く人を見ていくこと。

これが自分も、っていう一歩を踏み出す勇気につながると思う。