silver lining cafe

市島おりせ の日記

アメリカ大統領選挙と花森安治の言葉

「君たちには この人たちに対して
同胞意識がない。

同じ仲間なんだという気持ちがない。
この人の痛み 哀歓がわかるものか
涙が流せるか

そんな血も涙もない奴にろくな写真は撮れないよ」

暮しの手帖の名編集者、花森安治さんが
写真を撮りなおさせたエピソードの話から。

この言葉に衝撃を受け
自分をふりかえり反省したのが数ヶ月ほと前。

今回の大統領選挙で思い出した言葉です。

詳しい分析は専門家に任せます。

個人的に思うのは
表には出てこない人の心や思いを
どれだけ汲み取れるか

上に立つ者は
この資質が必要なのだなと思ったのです。

国民が声高に主張してないから大丈夫、
ではないのです。

というのは
信用できるジャーナリストと
私が思う方たちが
選挙開始後すぐに
Twitterで情報をあげていました。

そのなかで
あれ?そうなんだ!
と驚いたのが

世間やマスコミは
白人 低学歴 低収入層がトランプ支持と
伝えてましたが

大卒 白人 中流の50パーセントがトランプ支持というデータが出ている
ということ。
注(さまざまなデータがあり、数値もそれぞれ違っていますが
データはあくまで私が目にしたものから述べています)

驚きとともに
なぜなのだろうか?
と不思議に思ったのです。

表では言葉にしない
できない言葉や思い

これまでの不満が
トランプ支持票になったのでしょう。

なぜ今があるのか
かくしてはおけない時代に入り

不満も、感情論とだけとると危険だと思っています。
冷静に考えたうえで票を投じた人も少なくはないでしょう。

一方的な見方はさらなる危険を生む気がします。

ただ
びっくり、ヒドイ、
とかの短絡的な見方をする前に
なぜ?と問いてほしい。

なぜなら
日本にとって対岸の火事ではないから。
私も見えていない
くすぶるいろんな思いや
困難な状況を日本も抱えているからです。

可視化できていないものが
たくさんあると思うのです。

上も冷静に見る
同時に
下も冷静に見る

それをすることが
この時代のリーダーに求められているし、
そういったリーダーの出現を応援し
育てるのは
一人一人の力である

そんな気持ちにさせられたアメリカ大統領選挙です。

そんなとき
冒頭の花森さんの言葉は
今 誰もが思い出してほしいと思うのです。

どんな人も同胞であると
そういった意識が持てるか

今いる集団やコミュニティがすべてだと思っていないか
外に目を向けているか

私は自分自身にまた問いかけています。

アメリカが、
ではなく
自分はどうであるのか
そこから常に
みていきたいと思うのです。